手作りスパゲッティRUCCI
手作りスパゲッティRUCCI（ルッチ）
初めて食べたあんかけパスタで出店を決意！
ルッチさんのパスタの秘密とは？
全国でも浸透しつつある「あんかけパスタ」。蟹江のルッチさんでは20年も前からあんかけパスタを提供しています。お店を出すに至るまでは様々なことがあったそうですが、幸運にも恵まれていたそうで・・・ 個人的にも大好きなお店の立ち上げの経緯を知れると、ウキウキの取材となりました。
早めの方向転換！ラッキーも手伝って・・・
丹羽 ルッチさんはお店を始められたのはいつからですか？
山田さん 平成11年5月だね。
丹羽 11年というと・・・
山田さん ちょうど20年だね。
丹羽 おぉ、おめでとうございます。山田さんはおいくつでしたか？
山田さん 33歳だったかな。
丹羽 それまでは何をされていたんですか？
山田さん お店に勤めていたね。レストランとか洋食屋さんとか。
丹羽 何店舗かご経験されたんですか？
山田さん 結構回ったね。調理師学校出てないからね。
丹羽 へぇー。お店で働きながら調理師の免許を取得されたんですか？
山田さん 調理師の免許は３年（現在は制度が変わっているかも・・・）勤めれば筆記試験で取得できるから。
丹羽 じゃあ社会人になって、そういう飲食店に勤められたんですね？
山田さん いや、もともと自分でお店を出そうなんて思っていなかったから、高校を卒
業してから町工場に勤めていたね。
丹羽 全然違う業種ですね。
山田さん そうそう、で、20歳の時にこれからの人生を考えて、飲食店に就職したの。
丹羽 なるほど。
山田さん うちはもともと（実家が）農家だったから、土地は持ってたのね。で、そういう土地も利用できるかもと思ってね。
丹羽 そこまで考えてらっしゃったんですね。僕もとにかく就職しないとっていう
時期があって、サラリーマンをやっていた時がありました。山田さんはどう
いうきっかけで飲食の道を目指そうと思ったんですか？
山田さん やっぱりこのままずっとサラリーマンっていうのも自分には・・・と思って、（名古屋の）丸の内にあるホテルに面接に行ったら雇ってくれるっというから、そこから飲食の仕事をし始めたんだよね。
丹羽 へぇーーー。大きなホテルだと和食だったり、中華だったり、いろんな分野があると思うんですけど、イタリアンにされたのは理由があったんですか？
山田さん いや、そういうのはなくて。なにしろ今まで包丁も握ったことがないからね。雇ってもらえるんだったらどの分野でもっていうことだったね。
丹羽 なるほど。ルッチさんはあんかけパスタが有名ですけど、そのホテルで働いていた時から将来はあんかけパスタのお店を、と思ってらっしゃったんですか？
山田さん 勤めているときに、「おいしいパスタのお店があるよ」って教えてもらって、食べに行ったの。そこで初めてあんかけパスタを食べたんじゃなかったかな。今池のお店でね、今はもうなくなっちゃったね。
丹羽 そうですか。
山田さん 生麺を使っているお店で、美味しいな、と。で、その時初めてあんかけパスタを出すお店をやりたいと思ったんだね。
おいしいパスタ作りに東奔西走！
雇ってくれたお店に感謝。
丹羽 20歳で飲食の世界に入って、山田さんが33歳の時にルッチさんをオープンされたということは、13年はそのホテルで働かれていたんですか？
山田さん いや、それからいろんなお店で経験させてもらったね。4～5軒は関わってるんじゃないかな。
丹羽 ルッチさんの前に取材させて頂いた「まんざら」さんもそのようなお話をされていました。（まんざらさんページ参照）
山田さん うちのあんかけソースも働かせてもらったお店のいいところを自分なりにアレンジして作ったものだしね。
丹羽 へぇー。ルッチさんのもちもちした麺も参考にされたお店はあるんですか？
山田さん 今池で食べた生麺を使いたくて、同じように生麺を使っているお店に最後に勉強させてもらったの。○○○っていうお店。
丹羽 あ、それ南区のお店ですか？
山田さん 今は閉店しちゃったけど、高畑にもお店があったね。
丹羽 「自分で店を出したいから生麺のことを教えて欲しい」ってお願いするんですか？
山田さん お願いするっていうか、「働かせて欲しい」ってね。
丹羽 それで雇ってくれるっていうのは良いお店ですね。
山田さん 粉もそのお店で使っていたものを（出店時に）分けてもらってね。
丹羽 へぇーーー。あったかいですね。
山田さん 時代が今とは違うかもね 笑 良いお店に巡り合えたね。
丹羽 ルッチさんと言えばあんかけパスタがイチオシだと思うんですが、一品料理でオススメは何ですか？
山田さん 一品料理というか、サラダのドレッシングが好評で、美味しいって言ってもらえるね。
丹羽 自家製のドレッシングっていう事ですよね？
山田さん そう、お店で作ってるよ。
丹羽 僕のお客さんのカレー屋さんでもドレッシングが好評で、ボトルに詰めて商品にされていましたけど・・・
山田さん うちはそこまではね 笑 普通のしょうゆドレッシングだからね。
丹羽 ルッチさんでしか食べられないということですね。
丹羽 営業されてご苦労されていることはありますか？
山田さん うーーーん。やっぱり人が集まりにくくなってきたことかなぁ。
丹羽 スタッフさんですか。
山田さん そうだね。そういえば丹羽君のところもこの間求人のチラシを出していたよね。？
丹羽 はい。でもやっぱり全然問い合わせがなくて・・・。
山田さん そうかー。だんだん難しくなってくるね。
丹羽 逆に嬉しかったことは？
山田さん やっぱり「麺が美味しい」とか「ソースが美味しい」って言われることかな。
丹羽 いろんなお店で働きながらご自分でアレンジして作られたものですもんね。
ルッチさんのあんかけパスタは個人的に大好きで、勝手に応援させて頂いています。今回、 その美味しい秘密を伺えてうれしい限りでした。 これからはその経緯も噛み締めながら味わおうと思う取材班でした。
手作りスパゲッティRUCCI（ルッチ）
